2016年2月の住宅ローン金利は、日本国債の動きに合わせ、短期の金利は横ばい、中期、長期は小幅に下落しました。

1月29日に日本銀行が追加緩和の一環として「マイナス金利」を導入しました。この「マイナス金利」が住宅ローンにどのように影響してくるのか、皆さんも気になっているのではないでしょうか。

 この「マイナス金利」という政策は各銀行が日本銀行に預けている当座預金の一部に「マイナス金利」(0.1%)を適用することにより、日本銀行の当座預金へのさらなる預金を防ぎ、貸し出しを促していくものとなります。

今回の緩和策での「マイナス金利」適用範囲が限定的な為、影響は少ないとされていますが、国債の中期、長期金利は一時、過去最低を更新するなど、来月の住宅ローン金利は中期、長期の金利を中心に下落するのではないかと考えています。

短期金利に関しては、すでにかなりの低水準まで落ちているので来月も横ばいになると予想しております。

住宅ローンの新規借り入れについてですが、来月申し込めば良いかというと、一概にそうとは言えません。住宅ローンは申込時ではなく、融資実行のタイミングの金利が適用されます。(例外アリ)来月住宅ローンの申し込みをしても、住宅ローン申し込みが殺到した場合審査に間に合わない可能性もあります。来月融資実行を検討されるのであれば、今月のうちに申し込みを行い、来月融資されるという方法が一番有利な方法と言えるでしょう。

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